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石川料理
治部煮
金沢市の郷土料理

そぎ切りにした鴨肉に小麦粉をまぶし、すだれ麩や各種野菜と共に醤油で仕立てた煮物です。

加賀藩時代から毎日の惣菜やお祝いの料理として、旬を取り合わせて作られてきました。 とろみをつけ冷め難くするなど、寒い地方ならではの工夫がなされています。

加賀藩の台所方を務めた“包丁侍”こと舟木伝内は、「料理ちから草」という本のなかで「じぶじぶ煮、炒りどり、湯どり、のっぺい、麦鳥」といくつかの料理とそのレシピを書き記しました。

現代の「じぶ煮」は、文中の麦鳥のレシピが伝わったものとされています。長い時代を経てなんらかの理由で、料理名が麦鳥から「じぶ煮」に変わったといわれています。

治部煮

Serves : 4 persons
INGREDIENTS
鶏肉200g
焼き豆腐1/2丁
シイタケ8枚
セリ少々
おろしワサビ適量
小麦粉適量

■煮汁
だし汁400ml
醤油大さじ4
砂糖大さじ1
大さじ2
みりん大さじ2


METHOD
  1. 大きめのそぎ切りの鶏肉に、小麦粉をたっぷりまぶしておく。
  2. 煮汁を煮立て、1cm厚の焼き豆腐、シイタケを加えて、火が通るまで煮て取り出す。
  3. 煮汁に鶏肉を加えて、火が通るまで煮て取り出す。
  4. 器に焼き豆腐、シイタケ、鶏肉、茹でて簾で巻き締めた3cmのセリを盛り付ける。
  5. 煮汁に水溶き小麦粉を加えて煮立て、とろみを付ける。
  6. 煮汁を器に流し入れ、ワサビを添える。


TIPS
  • あれば、すだれ麩を加える。


このメニューは " 農林水産省 " さんのレシピをアレンジしたものです。
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において 世界の家庭料理
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