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岩手料理
ひっつみ
南部地方の郷土料理

旧南部藩の領地だった青森県南東部から岩手県北中部にかけて伝わる郷土料理です。

寒さが厳しく、米の作柄が安定しない土地柄、冬場の米が不足する時期に食べられた料理です。一説には平安時代から「ひっつみ」が作られていたともいわれています。

主食にもおかずにもなる具だくさんの汁物として親しまれ、戦中戦後の食糧難の時だけでなく現代まで手軽に食べられています。

南部地方では古くから小麦が生産され、こねた小麦粉をつかんで引っ張り、小さくちぎって鍋に入れるところから「ひっつみ」と呼ばれるようになったといわれていいます。

具や出汁は地域性や季節、家庭ごとに異なります。沿岸部ではカニや魚介、山間部では鶏肉を多く使い、季節の野菜をたっぷり入れます。

ひっつみ

Serves : 4 persons
INGREDIENTS
鶏もも肉1枚
ニンジン1/2本
ゴボウ1/2本
シイタケ4個
ネギ2本
適量
醤油適量
だし汁1000ml

■ひっつみ
小麦粉(強力粉)250g
200ml


METHOD
  1. だし汁に一口大の鶏肉、ささがきのニンジンとゴボウ、薄切りのシイタケを加えて煮立てる。
  2. ひっつみを薄くのばして引きちぎり、煮立った出汁の中に一枚ずつ広げて入れる。
  3. 醤油、酒で味を調え、斜め切りのネギを加えて火を止める。


■ひっつみ

  1. 小麦粉に水を加えてなめらかになるまでこね、ラップをかけて1時間〜半日ほど寝かせる。


TIPS
  • ひっつみは様子を見ながら少しずつ水を加える。


このメニューは " 農林水産省 " さんのレシピをアレンジしたものです。
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において 世界の家庭料理
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