19-June-2020(Fri)

鶏ちゃん

今回のこの日こんなもの食べましたは、岐阜のご当地料理「鶏ちゃん」です。

味噌漬けされた鶏肉をキャベツなどの野菜と焼いて食べる、岐阜のご当地料理です。

元々は飛騨地方南部の下呂市（旧益田郡）や高山市南部、奥美濃地方の郡上市の家庭料理ででした。 1950年頃から食べられていて、1960年頃から地元の精肉店や居酒屋が独自に改良したと言われています。

1918年（大正7年）に軍隊、警察、鉄道員用制服の素材となる羊毛自給をめざす「緬羊百万頭計画」が立案され、岐阜県でも牧羊が盛んに行われました。 これらの地域ではジンギスカン料理が広まりましたが、牧羊が途絶えると同時に羊肉食の習慣も消滅し、調理法のみが伝承されて「鶏ちゃん」に至っています。

尚、「鶏ちゃん」の名称はジンギスカンと同じく北海道の名物料理である「ちゃんちゃん焼き」に由来すると言われています。