3-November-2021(Wed)

パイタ焼き

今回のこの日こんなもの食べましたは、茨城県の郷土料理「パイタ焼き」です。

サンマやイワシを味噌やネギと一緒に叩いて焼いた漁師料理です。「パイタ」とは、舟を漕ぐ櫂のことで、船が手漕ぎだった時代に、船乗りが櫂の平らな部分で叩いて焼いたことから、カイイタ(櫂の板)が訛ってパイタと呼ばれるようになったと言われています。

他県にも同様の郷土料理が存在し、千葉県のアジで作る「なめろう」や「さんが焼き」は有名です。

茨城県、特に那珂湊では、サンマの漁獲量が多く、サンマのパイタ焼きは家庭料理として広く親しまれています。現在は、サンマの漁獲量が減って価格も高騰していることから、イワシで作ることも多くなっているそうです。