27-June-2022(Mon)

丹後ばらずし

今回のこの日こんなもの食べましたは、京都府竹野郡網野町など丹後地域の郷土料理「丹後ばらずし」です。

6月27日は「散らし寿司の日」です。広島の株式会社あじかんが2004年4月1日に制定しました。

ばら寿司の誕生に関わるとされる、備前岡山藩初代藩主 池田光政(芳烈公)の命日が1682年6月27日(天和2年5月22日)だからとか。

丹後ばらずしは、まつぶた（料理用の白木箱）の中に、すし飯を薄く敷きつめ、その上に甘辛く炒り煮にしたおぼろ状のサバを散らし、季節の具材を彩りよくのせた散らし寿司です。

冷蔵技術が発達していなかった時代、若狭湾で漁獲されたサバは浜焼きにして都へ運ばれました。サバの輸送路、通称「鯖街道」の周辺地域では、焼きサバを用いた郷土料理も多く、「ばらずし」もそのひとつです。

ばらずしは、現在でも、祭りや結婚式などの祝いの席、雛祭りや運動会などの行事、正月やお盆などの季節の行事、誕生日など、大勢の人が集まる席の定番料理になっています。